毛穴にも3種類あります

毛穴とは皮膚の表面にあり、毛の生えている小さな穴のことを言います。人間の肌の場合は1cm×1cmの中に約20個の毛穴が存在していて、顔には約20万個もあると言われています。毛穴の目立つ人・またそうではない人がいますが、それはその個数とは全く関係がないことが分かっています。毛穴は皮膚表面の皮溝の交点にあり、皮脂腺を付属器官として持っています。

その個数は人によってそんなに違いがなく、性別や皮脂分泌量もその個数とは関係がありません。その数は母親のお腹の中に居るときにすでに決まっているので、成長して大人になっても増減はありません。年と共にその数が増えるように感じるのは、実はそれが広がり目立つようになるからです。面積に対するその数が多いにも関わらず赤ちゃんの肌が大人よりきれいに見えるのは、赤ちゃんは新陳代謝の高さにより肌のターンオーバーが早いためです。

20代後半あたりから始まる肌のたるみは、その弾力性の低下により穴が広がり角栓が詰まってくるのが原因です。しかし毎回詰まってしまうそれと、汚れが詰まらないそれとがあります。髭や髪などの太い毛が生える終毛性毛包、産毛が生える軟毛性毛包、そして皮脂腺が最も発達していて汚れが詰まりやすい脂腺性毛包という3種類があるのです。そのため3つ目の脂腺性毛包はニキビが出来やすく、毛が生えてこない場合もあるという特徴があり、この毛穴は腕や足には存在しないため、これらの場所にはニキビがあまり出ません。

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